1998 年 6 月 ――
私がこの企画を思い付いたのは、『暗号破りのすすめ――「RC5クラッキングコンテスト」入門』を読んだのが始まりでした。
このコラムを一通り読み、リンクをあっちこっち読み歩き、試しに解読用のクライアント・ソフトをインストールして、そしてわかったこと。
さらに、
そこへ届いた Rim-Arts-ML からのメール。
そうだ!!
RimArts ユーザでチームを作れば、きっと素晴らしいチームができる。
チームの成績が上位になれば、RimArts の名前だって世に広げられる。
それに、もしこのチームが解読に成功したら、チームに与えられた $1,000 は RimArts に寄付できるじゃないか。
そしたら、そしたら、もっと素晴らしい All New Becky! が出来上がるに違いない!!
(2000.7 加筆:この文章を書いた当時、ver.2 は All New Becky! と呼ばれていました。)
そんな短絡的な思考の元、誰の了承も得ずに(Carty さんごめんなさい m(_"_)m) Team RimArts UsersGroup なる名前を作り上げ、こうしてウェブサイトを立ち上げ、RC5-64 クラッキングコンテストのチーム登録まで済ませてしまいました。(その後 Carty さんにメールでお伺いしたところ、快く了承していただきました)
したがいまして、このウェブサイトにおける Team RimArts UsersGroup、および RC5-64 クラッキングコンテストに参加する Team RimArts UsersGroup は私的ユーザーズグループであり、RimArts ((有)リムアーツ)とは何の利害関係もないことをここにお断りしておきます。
Team RimArts UsersGroup とは
RimArts の製品(テキストエディタの Dana, メールソフトの Becky! Internet Mail)をこよなく愛するユーザが集ってくれるといいな〜、という思いを込めて発足したユーザーズ・グループです。
当面の目的は distributed.net の Project RC5-64 に参加すること。
そして万が一、いや千八百京が一(この数字についての詳しい話は後ほど…)、グループの誰かが RC5-64 の解読に成功した場合、チームへの賞金 $1,000 は RimArts に寄付します。もちろん、個人への賞金 $1,000 はあなたのものです。
参加資格は RimArts の製品をこよなく愛すること。(予定も含む(笑))
とりあえず Project RC5-64 が完了するまでの時限 UsersGroup のつもりです。その後のことはその時考えよう! ← つまり何も考えてない
Project RC5-64 とは
Project RC5-64 とは RSA 社の開催する The RSA Laboratories Secret-Key Challenge (英文)に対して distributed.net が主催、ネットワークに接続されたコンピュータに総当たり方式を分散処理させることで暗号を復号化しようという試みです。
…などと、私が説明するより『暗号破りのすすめ――「RC5クラッキングコンテスト」入門』を読まれた方が分かりやすい(と思う)ので、そちらにお任せしましょう。